東郷柔志館での練習風景を紹介します。
柔道の練習と言っても、やはり武道の稽古ですので、服装を整え整列し、「礼」から始めます。
ひざ屈伸や伸脚など、おなじみの体操から始まります。
もちろん、柔軟運動や寝技の動きなども、体操に取り入れています。
寝た状態からの受け身も、この段階で取り入れます。
前転や後転などの回転運動をします。
倒立前転や側転などもやりますが、移動しながらの受け身はここで取り入れます。
寝技で使う「エビ」や「脇絞り」など、だんだん柔道っぽい動きが増えて行き、助走して飛んでからの「前方回転受け身」までやります。
馬跳びなどの跳躍運動や回転運動をランダムにこなしていきます。
他にも色々なトレーニングも取り入れますが、普通なら前へ進むものを後ろ向きに進むことで、子供達も楽しんでいます。
特に「手押し車」は、キャーキャー言いながら転ぶ子が続出していましたが、最近はあまり転ばなくなりました・・・
この頃には、中学生以上は別メニューを進めて行きます。
小学生と違って、あからさまに筋トレします。
腕立て伏せや腹筋などに始まり、人を持ち上げたりもします。
大変そうですね・・・
カメの状態(四つん這い)やうつ伏せの状態から、ひっくり返して抑え込む練習をします。
基本を繰り返すことでその精度を高めていくのですが、相手の動きに応じて動けるように、身体で覚えます。
背中合わせの状態から寝技勝負します。
スピードの速い子や技が多彩な子、力だけで何とかしようとする子まで入り乱れて対戦します。
投げる直前までの動きを確認します。
実際に投げることをせず、立ったまま続けられますので、基本の反復練習に適しています。
相手を「崩し」、投げの形を「作る」ことを繰り返すのですが、この「打ち込み」がきちんとできていないと、しっかり投げることができないため、投げる練習の前にしっかりと「打ち込み」をします。
土曜日は、練習時間が長いため、実際に投げる練習もします。
衝撃を吸収するために受け身があるのですが、マットを敷くこともあります。
試合のような練習もあります。
柔道の練習の中で、「これぞ柔道」と見られるのがこの練習です。
乱取りとは、練習してきた技を相手に掛けることで、技の乱れを取ることを目的とした稽古です。
基本的には、似たような学年や体格同士でやりますが、時には、有段者を立たせ、無段者が次から次へと当たっていくようなこともします。
簡単な体操をして終わります。
準備運動とは違い、数分の体操です。
この後は、整列して「礼」をして終わります。